P-Diary
もうすぐハロウィン!
たまには季節ネタに乗りたいと思いながらも、ぐだぐだしているのが自分らしいかと考え直す今日この頃。でもその前にToDoに数年前からずっと記載されているサイト改装に早くチェック済みをつけたいところ。
さて以下いつものとおりプレイ感想。
■剣が君
パソコン用ADV。ジャンルは所謂乙女ゲー。和風伝奇ADVとなっているけれど、伝奇モノというより江戸初期を下地にあれこれちゃんぽんした和風ファンタジー。血・残酷表現あり。
なんとディスク2枚組。モブ含めフルボイスだったり、スチルをクリックすると表示されている台詞と全く違う声(攻略キャラの内心など)が再生されたり、クリア特典で各キャラが色々喋ってくれたり、総容量の大部分が声なんじゃないだろうかと思うほどボイスパートが凝っていました。ここのメーカーのゲーム初めてなんですがどうやらこのスチルでの別ボイスは毎回のようです。声優さん大活躍だなあ。
シナリオは量産型乙女ゲーと比べると大分ボリュームを感じましたが、個人的な感想としては"実に惜しい"。テキスト量は十分すぎるレベルなのですが、1つの物語として見ると気になる部分が多かった。攻略キャラに因縁のあるサブキャラがモブ扱いで終わったり、キャラの背景が掘り下げられずに終わっていたり。あちこちでファンディスクの希望を聞くのも解ります。
……と、厳しいことも書いてしまいましたが、総合的に見れば大変楽しませてもらいました。追加エピソードありなVita版が出るそうで、今から発売を楽しみにしています。花嫁道中の最中にイベント追加されないものか。ワイワイほのぼのとした彼らの掛け合い大好きです。
ついでに柳生さんとか半蔵さんとか病弱青髪さんとか将軍様を攻略できる裏ルートとかもつかないかなあ。
お月見。
……は、できませんでしたが月見団子は美味しく頂きました。
生クリームやチョコより餡子のが好きだったりします。粒餡より漉し餡派。
子供の頃は水菓子が苦手だったんですが最近は美味しく感じます。小さな頃住んでた場所の近くに和菓子屋があったのですが、今ならあのとき手を出せなかったアレやコレやを美味しく食べられるのになぁと思うと残念無念。
話は変わって、いつもの通りに最近プレイしたゲームでも。
みんな私好みのグラフィックでプレイしてて本当に楽しかったー!
■マジカルアイズ -Red is for anguish-
体験版が面白かったので完成版を購入。フルボイス!
最近同人ゲーってなんだっけ……みたいな凄い完成度の作品多いですよね。というかこれが2000円弱っていいのかなと思います。費用大丈夫なのかなとか不安になるのは大人の悲しき性質か。
ジャンルは広義としては異能力バトルもの。そこに推理や伝奇要素が混じってる形。主人公とヒロインの視点を行き来しながら読み進めるタイプのADVですが、某有名なマルチサイトADVみたいに謎解きを交互にやらないと進まないタイプではなく、「一方その頃」を解りやすくした形で一本道ノベルに近い形態。基本的にこの2人の視点がメインですが、サブイベントでは彼ら以外の視点で語られることもあり。
連作らしく、今回は序章と一章のみ遊べます。といってもこの作品でメインとなっている事件はきちんと終息するし、続き物特有の伏線や引きも適度に抑えられているので、読後感はとても良かったです。
主人公とヒロインの、互いに好意を持っているんだけれど気を遣いすぎて悩んだり、ちょっとした反応を貰えてゴロゴロしたりする様は青春だな〜とニヤニヤしながら読んでいました。
ヒロインの主人公大好きっぷりとそれ以外はどうでも良いらしい奇妙な落差は大きな謎のひとつなんだろうな。プロローグのお伽噺めいたものが原因なのかな? あれ途中経過を大分省いていそう。ノイズ混じりというのが……。
推理システムは面白かったけれど簡単すぎてちょっと残念。おまけエピソードを見るためのものなのであまり難しくしてもアレなのでしょうが、もう少し難度が高くても良かったかも。
移動画面は各エピソードがぶつ切りになるのもあって個人的には正直微妙。上に出したようなザッピングばりばり使って推理モード用の単語を収集したりしないといけないなら良かったのですが、現状はイベントを見る→移動画面表示→同じ場所を選択→イベントの続きを見るといった形で、盛り上がってきたところで画面遷移が入るのでテンションがちょっと下がってしまう。元々発生するサブイベントも数がなく、ほとんど一本道のような形なので視点が変わらないなら続けてエピソードを再生しても良かったんじゃないかなあ。
……と一部辛口な部分もありますが、総合的には完成度が高いすばらしい作品でした。今作は赤でしたが次回作は青とのこと。新キャラもまたたくさんいるようなので期待しています。
■ENIGMA:(体験版2)
ファンタジーADV。難病に冒されて余命幾ばくも無い主人公が、閉ざされた島の住人たちと交流するお話。
体験版は全年齢だけれど完成版はR15なので注意。血とかエグい表現とかあるようでバイオレンス表現としてR15だそうです。同性同士が親密になるとのことですが、プレイした感じ友情より少し親密かなー程度でした。
体験版で辿り着けるEDは2つ。ひとつは明らかにバッドED。もう1つはノーマルEDといったところでしょうか。個人的にノーマルEDは綺麗に終わったと思いました。謎は解けないしやるせない結末ですが、主人公が大人として知り合った少年の背を押して未来を示してやり、未来がない自らも彼とその家族との交流の結果穏やかに終わることができたという意味でとても好きなED。心の壁がとんでもなく分厚そうな主人公ですが、このルートでは家族としてそこそこ打ち解けてくれたんじゃないかなぁ。そうだといいなあ。
というかですね、体験版で交流できる唯一のキャラである少年(ラウロ)が可愛くてですね。最初はツンツンしまくりですが、友達いなかったっぽい彼が主人公と交流するうちに「今日の俺たちって友達っぽかったよな」とか1人で嬉しがったりする様はニヤニヤしました。でも一見元気そうな主人公を見て「奇蹟が起きた」と喜んでるのは何とも微妙な気持ちになりました。純粋すぎて良い子すぎて擦れた大人からすると辛い。主人公の友好的な言動が表面上だけのものと解るので余計辛い。たぶん主人公も見ていてそんな気持ちだったんだろうな。でもお互い照れるシーンには笑った。青春ですね!
エンヴィリオのいう「色」は感情もしくは心みたいなものかなーと思っていたり。あとエンヴィリオってエンブリオ(Embryo)とエンピレオ(Empireo)をかけてる名前なんだろうか。気になる。
そしてこの絵どっかで見たことある……と思っていたらアポクリ二次創作RPG作ったり人形師というRPG作ったりしてた方でした。なつかしい!人形師大好きだったなあ。
■トバリドトキシンRE
ツクールVX製の短編RPG。ニコ動の自作ゲームフェス用に公開された同名作品の完全版。ニコ動バージョンもプレイ済みだったのですが、ボリュームが倍以上になっていて驚きました。すごい。
メインシナリオはニコ動版と変わりませんが、仲間にできる3人のルートが新規にプレイできるようになっています。プレイした感想としては、投げっぱなしになっていた設定がそこに着地するとは思わなかった。そしてシュウ以外全部バッドじゃないですかー。
キャラルートは並行世界のお話かと思いきや、サブイベントで発生した結果が別のサブシナリオに影響していたりと不思議なことがちらほら。シュウルートの中庭血まみれ云々の原因は、明らかにナギルートのアレっぽい。繰り返しているのではなく、特定の出来事の結果だけぽっかり別の世界に現れているような形? ジルが記憶を持ち越しているのは確定っぽいし謎だ……。ソルシエールに意味深なことを言われるので、案外高次元の存在(いわゆるプレイヤー自身が下りている形)なのかもしれない。
全てのキャラルートをクリアするとトゥルーEDが解禁され、メインシナリオやキャラルートで謎のまま残っていた部分が漸く明らかになります。ラファエロとグレゴの詳細は謎のままだけれど。気になるので追加シナリオを是非。ED後、ジルはジルとしてみんなと暮らしているんでしょう。なんだかんだみんなに妹みたく可愛がられているような気がする。
前作の「トバリ討伐隊」を再プレイしたくなる作品でした。
夏!!
暑くてクーラーフル回転の毎日ですが、私は元気です。
いや、元気ではないかも。といっても病気とかそんなのではなく暑さにバテているだけですが。去年はこんなに猛暑だったかなぁと思いながらアイスや氷を囓っています。暑い……暑すぎる……。
ちなみに期待しているといったゲームですが……いや、うん、期待しすぎるのは良くなかった。今はテラリア(PC版)買おうかちょっと悩んでいます。Steamかぁ。
以上、近況報告が完了したところでいつものプレイ感想でも。
■Near Future Story
フリーゲーム。3DダンジョンRPG。世界観はタイトル通りの未来世界ファンタジー。
アトラスゲーに影響を受けていると書いてある通り、メガテンの悪魔合成に似たシステムがあったりする……けれども、パーティはメインキャラで枠が埋まるので趣味でやる程度でしかないのが勿体ない。
マルチEDですが、どのEDも「どうしてそうなった…」と呟きたくなる幸先の暗さを思わせる内容で、実績にある「大団円」の文字が気になって結局全EDクリアしました。ちなみにクリア順はノア→サテュロス→フリーアース→大団円。
最終ステータスとアイテム引き継ぎで周回できるので、2周目以降はさっくさくでEDまで到達できます。しかしEDを回収していると敵だった帝国がいちばん世界のことを考えていた気がしてきて困りました。彼らの懸念がまんまEDで噴出するので「ほらこうなる。これを防ごうとしていたのに」みたいな声が聞こえてきそうでもうね。
あと周回があるならイベントも変わるんじゃないかと、お金を大量に所持していれば指輪渡さずに済むんじゃないかとか、宿に一切泊まらずヘイムダルまで到着すれば展開変わるんじゃないかとか色々やりました。なんにもなかったのが残念。
主人公と友人はどっちも男でプレイしたんだけれども、女の子コンビだと立ち絵どうなんだろうなあ。というか主人公にもっとすごい設定あるのかと思っていたのにそんなことはなかった。母親の形見とかもっと何かあるかと思ったのにまさかの売り払う一択…。
友人はちっとも再会できないので、もしやBOF3みたいな展開が来るんじゃないかと不安になりながらプレイしたのも良い思い出です。
■地底血花洞
シェアゲーム。見下ろし型ダンジョンRPG。世界観は西洋ファンタジー。
戦闘システムが独特で、枠に自由にスキルをセットできるが、ターンごとにそれらがランダムで配布されるために運要素アリ。まあ同じスキルを山ほど積めばいいのですが、必殺技は数に制限があるので悩ましい。あと鬱とか愛情とか狂気とか、変わった状態異常にちょっとバロックを思い出しました。
ストーリーが二部構成になっていて、第一部がまるまる体験版としてプレイできるので気になる方は是非。ちなみに歩くごとに時間が過ぎていき、(第一部に限り)一定時間が過ぎるとゲームオーバーになるので注意。全滅=ゲームオーバーでなく、半日経過し全回復して復活というシステムなので安易に全滅しているとあっという間に日数が…。
なんだ、じゃあロードしなおせばいいじゃないかと考えるプレイヤーの、その安易な考えを打ち砕くかのように戦闘中もオートセーブされてます。
最後に。二部に入ってからのあの2人のオチには噴いた。アブロは泣いていい。二部はなんだってー!の連続ですが、主人公がある決意をするシーンが一番印象的でした。目覚めてからずっと言われるままに進んできた主人公がはじめて自分の意志で何かしようとするシーンでもあるんじゃないかなあ。
■ファタモルガーナの館
シェアゲーム。DL版を購入したのでプレイ。
かなりの大長編で、エピソード4が終わってよしよし中盤あたりまで来たかなーと思っていたらまさかの序章終了でした。
中盤以降は立ち絵の表示方法が変わったり一部にフェイスグラフィックが搭載されたりとシステム部分から変化がでてきて、色々試行錯誤しているなぁと驚きながらプレイ。個人的にはエピソード4の仕掛けが一番好きです。あれすごいなあ。最初気づいたときはバグかと思いました。スクロールで戻ってみて漸く意味が分かった。
様々なキャラがいますが、個人的にヤコポが好き。プレイ当初はヤコポ酷いと思っていたのにプレイし終わった後は「がんばれ」と応援したくなりました。性根ややらかしたことが事なので無理だろうという意見は至極もっともなのですが、他キャラがそれなりに上手く行きそうな気配を漂わせているので、彼もいつか救済されてほしいなあ。しかしこういうキャラってなんていうんだろう。ツンヘタレ?
■ナナカマドの檻の中
フリーゲーム。名前・性別・一人称・髪の色・目の色が決められるADV。
メイドとして屋敷で働きながらキャラと親睦を深めていくのかと思ったら、まさかの展開に噴きました。「1日目」という文字が表示された瞬間の「えっ、もしかしてここからスタート!?」という驚きったらない。
しかし一目惚れしたのに旦那様はどうして非攻略対象なのですか……。全力で攻略しにいったのに、攻略対象外だったのでファーストプレイは息子さんにプレゼント攻めされるEDになりました。というか良い雰囲気じゃないかと拳を握ったシーンが、とある本を読んだら印象正反対になって噴いたりしました。もしかして行動全てそういう意味だったんですか?
ちなみにED数が半端じゃないので未だにプレイ中。1/4もシガイタチもぎがんれんずも大好きだけどこれも大好きなゲームになりそうだなあ。
ほか、ダウンロードしたゲーム
- キスキル・リラ -くちづけは夢の終わりで-
- 朱鞘の熾 -現代伝奇異聞録-(体験版)
- Reunion of Angel(体験版)
- マジカルアイズ -Red is for anguish-(体験版)
つぶやき:テトラスコープさんの新作タイトルが発表されたので完成が今から楽しみです。
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