Review
■ FAX〜Faculty Adventurer X〜
親元を離れ、一人暮らしをしながら学校へ通うことになった主人公。
隣に住む双子の兄弟とも仲良くなり、意気揚々と学園生活を送り始めるが、その長閑な日常が徐々に変質しはじめる。
不思議な夢、幽霊じみた少年、時折見せる知人たちの知らない表情。
あなたが進む道は、現実と幻想が交じり合う世界か。
それとも長閑な日常？
真実を知ることは、善か、それとも…。
――あなたは、その現実を「現実」だと受け止められますか？
======== 感想 ==========
マルチEDの学園ADV。主人公の名前変換機能あり。
恋愛要素もありますが、基本的に普通のADVとして楽しむことを目的としたお話です。
ルートによって全く違う話になります。ED数もそこそこあるので全ED制覇は難しいかもしれません（実はわたしも全クリアはしてません）。
シナリオについて。
３部構成（？）という形で作られていて、このゲームはその第１部となっています。そのため明かされない謎なども多いので、はっきりと謎が開かされないと嫌な人は注意してください。
１部のメインルートは（おそらく）双子の兄弟。
あらすじで書いたルートを通ることもあれば、日常が舞台のまま終わることもあります。
ルートによってはボーイズラブをデバガメするはめになったりも…。
キャラ絵に関しては、複数のグラフィッカーの絵のタッチに違いがあり、プレイ初めはやや違和感があったものの、中盤からはあまり気にせずにプレイできました。
ちなみに私的に好きだったキャラは涙音（双子兄）、乃陰、安堂先生、瀬羅、陵。
……どれも一癖ありそうなキャラばかりなのは何故でしょう（汗）
サブキャラだったら生徒会長とフェティちゃん。
ちなみに主人公をいじめているあの３人組も好きだったりします。かけあい漫才楽しい（笑）。
システムについては、全体的にやや使いにくい感がありました。
マルチEDであるのにセーブ・ロードが各章の合間にしか行えない、スキップ機能がない、といった部分は繰り返しプレイに非常に手間どりました。
制作ツールであるコミックメーカーのシステムからすると、これが精一杯な部分ではあったと思うのですが、これだけのグラフィック・サウンド・シナリオ容量を考えると、別のツールでプレイしたかったです。
内容は非常に好みだっただけに、システム面でストレスが蓄積されるのはやや残念でした。
ほか、ゲーム本体のバグとしてWin2000やXP系を使っている方はたまに強制終了しますので、必ずセーブできる場所になったらセーブするのをおすすめします。
現在（2005/01/22）、臨海学校を舞台とした番外編の制作をしているらしいので、そちらの完成も楽しみです。
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◆作者： Ｉ'ｓ 様
◆HP： Ｉ’ｓ
[URL] http://aria.saiin.net/~swst/index.htm
◆制作ツール： コミックメーカー２
◆傾向： ファンタジー学園ADV・恋愛要素有・連作
update：2005/01/22(Sat) 14:13
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